ミラーレス一眼

前回はカメラの種類に触れましたが、昨日ミラーレス一眼に触る機会がありましたので

感想っぽいことを書きたいと思います。


最近のミラーレスは、フルサイズのセンサーを搭載していたりして性能面では

私達が仕事で使用しているカメラと大差ありません。

何より本体が軽いのは、最大の魅力ですね。


実際にプロカメラマンでも、ミラーレス一眼を使う方はいらっしゃるようです。

時間に余裕があり、内容を精査しながら撮影出来る現場なら問題ありませんが

限られた時間内で、決められた内容を撮り終わらなければならない場合は話は別です。

私感ですが、軽いカメラは撮りづらいです。


シャッターボタンは、厳密に言うとカメラ本体を下に押し込む動作を伴います。

つまり、本体の重量に加えて下に押し込まれる力を支えて初めて止まるのです。

これは、手振れをしないとも言い換えられます。


では、軽い方が少ない力で楽だと思うのですが

私の若い頃には、軽いカメラなどコンパクトカメラしかありませんでした。

そして、アシスタントの頃から重い物(カメラ本体)ほど、軽い力(シャッターを押す力)では動かすことは出来ない。

という信念の先輩から重たいカメラを自在に操る訓練を課せられました。


おかげさまでと言いたいのですが、私の場合は手持ちで1/8位が限界でした。

(特に訓練しなくても、意外とすぐできるレベルのままで成長しませんでした)

先輩は1/2も問題なく切れると言って、1秒を目標にしていました。

いま思うと、不思議な価値観にのめり込んでいた黒歴史です。


特に身につかなかった訓練の弊害で、コンデジのような軽いカメラでは必要以上に手振れするようになりました。

いまは、結婚式の撮影中に列席者から撮って欲しいと渡されるコンデジやスマホが一番緊張します。