撮影テクニック 夜景編

皆既月食や花火大会など、夜景の写真を撮影する機会が少なからずあると思います。

そんな時は、スマホで撮るのが一番だと個人的には思っているのですが

ご期待の内容とは、かけ離れた解答だと理解もしています。


ネットで調べると、難しいとか簡単とか両極端な意見があり

それぞれが、持論を展開していますが

夜景と言っても、人も写るのか?建物だけなのか?・光を反射するのか?・発光しているのか?など

前提が違うことを、ひとくくりにしては話がまとまりません。


夜空の星のように弱い光ではなく、ライトアップされた遊歩道や高層ビル群など

今回は、建物だけを撮ることに絞ってご説明します。


まずはフォーカスをマニュアルにします。

被写体が近くてオートフォーカスが機能する明るさがあればオートのままでも大丈夫です。

ISO感度を3200

シャッタースピードを1/60

絞りをF2.8で撮ってみてください。

絞りの開放値がF4までのレンズをお持ちの方は、シャッタースピードを1/30にF5.6の方は1/15に変更します。

手持ちで1/15に自信のない方は、ISOを6400に上げましょう。

後は試しに1枚撮って見て、適正露出に寄せて行けばいいのです。


良くスローシャッターには三脚や一脚を使ってという人がいます。

これは当然正解ですが、正直重いので持って歩きたくはありません。

そんな時は、カメラを「置いて」撮りましょう。

道路や不安定なところはだめですよ。

安全が確保されているところに置いて、リモコンやタイマーを使ってシャッターを切ります。

最初は置きながら構図を決めるのは難しいと思いますが、何度もやれば出来てくるものです。


一度しかチャンスが無い訳ではありません。

納得するまで、何度も繰り返して経験すれば次からは簡単だと思えるようになるはずです。