カメラマンに必要なこと

カメラマンになるために必要なものは、何でしょうか?


昔は毎日のように、カメラマン希望者の人から聞かれました。

明確な資格がある訳でもなく、かと言ってカメラを買えば良い訳でもなく

写真学校に行ってスタジオに就職するというのが、当時はスタンダードだったと思います。


しかし、現在活躍しているカメラマンは必ずしも写真学校を出ている訳ではありません。

「本職は美容師ですが、自分が手掛けたモデルさんの魅力を最大限引き出すために

写真も自分で撮ることにしました。」というカメラマンもいます。


業界内では、この様な方に否定的な声もありますが、個人的にはとても好感が持てます。

何故なら、私は撮影中にモデルさんの髪型が気になっても美容師になろうとは思わないからです。

初めは、自分の方が上手だと思っていても実際にやって見ると様々な苦労があると思います。

それでも、挫折せずに続けられるだけでも立派です。


巨匠クラスのカメラマンは「光の魔術師」という形容詞を使われることがあります。

これは、フォトグラフィーから応用しているのだと思います。

ギリシャ語のフォトス(光)とグラファイン(書く)が語源になり

最後にerが付くと「人」という意味が付きます。

つまり、フォトグラファーは光で書く人という意味になります。


そのため、より高度な技術を使って撮影する方は「光の魔術師」がぴったりです。

ただ、もっと「光の魔術師」に相応しい職業の人がいると個人的には考えています。

とても長くなりましたので、続きは次回にしようと思います。