中盤カメラ

以前は、FUJIFILMのGX680 III Professionalというカメラを使っていました。


中判のフィルムカメラで、とても有名な機種ですので

キャリアの長い同業の方は、ご存知だと思います。


カメラ本体とフィルムホルダーが分かれる構造なので

6×8フォーマットで120型を使用した場合、9枚しか撮れないので

ホルダーをたくさん用意して、バケツリレーの様に手渡して貰っていました。


大半の人が、中判フィルムを見たことがないと思いますが

撮影が終わったフィルムは、付属のテープで止めます。


このテープは、切手の様に舐めて粘着させる糊が付いてました。

アシスタントくんは9枚のフィルムが終わるごとに糊を舐めるので

1日の撮影が終わる頃には、口の中は糊味でいっぱいになっていて

しばらく具合が悪くなっていたものです。

(10年ぐらい前にシールタイプに変わりましたので、それ以降に入った人は知らないでしょうね)


短い期間でしたが、このカメラをデジカメにするホルダーも販売されていました。

カメラ本体をそのまま使い、ホルダーにはセンサーと記録メディアが入れることで。

画期的な商品だと思いましたが、ホルダー1つ100万円もする高価なものでした。


現在では、中盤でミラーレスのデジタルカメラなどが発売されているのですよね。

前にも書きましたが、若い頃に「重たいカメラを自在に操る訓練」受けたせいで

(見に付いていませんけどね)

大きいカメラが好きなんですよね。なんか、意味もなくハイテンションになります。

もし購入したら、1番に報告します。