カメラマンに必要なこと2

前回の反省を踏まえて「光の魔術師」が似合う職業の人を先に発表します。


私が思うに「画家」さんの方が相応しいと思います。


スタジオライティングなどと大層なことを言っても、原型は絵画で使う技法だったりするからです。

写真が絵画と違う点は、肉眼では認知できないものまで捉えることができるというところです。


個人的な考えですが、カメラマンが有り難がられていた時代はフィルムカメラが主流でした。

フィルムでは、カメラマンとしての腕が上達するまでに時間がかかる人が多いのです。


何故なら、撮影して現像してプリントを見なければ結果が解らないからです。
厳密には、フィルムの陰影や画角も評価します。
最初のころは撮るのに精いっぱいで、後日プリントを見ても当時のことを覚えていません。
結果的に、同じミスを繰り返します。


デジタルなら、その場で結果が解るので失敗しても撮り直すことが出来ます。
その場数を踏むことによって、直ぐに腕が上がるはずです。


フィルムは「現像するまで解らないからドキドキするのがいい」などの意見もありますが
お金をいただかず、記録が残らなくても良いくらいの撮影内容でしか当てはまりません。
これは、カメラマンに限らずスポーツの世界でもあると思いますが
趣味から職業への境界を超えると、今まで楽しかったことが急に結果を求められて嫌いになることがあります。


そんな状態を経過したら、技術など自然に身に付いていると思います。

カメラマンになりたいという目標に対して、必要なことに特別なものはありません。

まずは教えてくれる人や企業へ採用されること、仕事が嫌いになっても努力して経験を続ければ

気が付けば、カメラマンになっていると思います。