カラーマネジメント パート1

カラーマネジメント パート1

前回取り上げた内容から一歩進んで掘り下げて行きたいと思います。

カラーマネジメントってなんだろうというところですが

みなさまのお手元のカメラであれば、ほとんどのカメラに搭載されていると思います。

一般的には、AdobeRGBとsRGBの2種類があります。

カメラで撮影をする際は、JPEG撮って出しの人もいればRAWで撮影をして、あとから追い込む人もイルカと思います。

今回のお話は、RAW派の人にはあまり関係のない話かもしれません。

なぜならば、Rawはどちらにもなりうるからです。

RAWデータは、生の状態なので調理をするとおもっていただけるとイメージがつかみやすいかと思います。

つまり、色づけをして行く中で、印刷の用途であれば、AdobeRGBで印刷をしようという味付けが出来ますし

ネットでだけ公開するからsRGBで色をつけていこうといったように用途に合わせてあとから味付けを変更することが可能だからです。

Rawには、データ量が多く重たい代わりに自由度が非常に高く

表現の幅が可能だという事になります。

では、JPEGではどうでしょうか。

一般的なカメラで撮影をするひとは、iPhoneを含めてJPEGの場合がほとんどだと思います。

Rawで撮影をする人は、それこそ一歩踏み込んで写真撮影をしている方だと思います。

JPEGでは、すでに味付けがされたものでデータが出てきてしまいます。

これは、Rawと違いすでに圧縮され味付けや方向性が決まってしまっている為です。

そのため、AdobeRGBで撮影をしているものをJPEGでsRGBにすると言った行為は、不可能ではないですが逆パターンだと表示出来る色に限界があるため、低彩度やくすんだように見えてしまう現象がおきます。

お気づきの方は、いらっしゃると思いますがこれはあくまでインプットでのお話です。

次回は、モニターや表示についてのお話をして行きたいと思います。

思わぬところに落とし穴が実はあるんです。

だけど、カラーマネジメント編を全て読み終えた頃には、カメラよりモニターが大事だという事がわかると思いますのでお楽しみに。